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文庫版 塗仏の宴―宴の支度
・出版社/著者からの内容紹介・
宴の支度は整いました――。京極堂、挑発される。

「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。「知り ――たいです」。答えた男女は己を失い、昏(くら)き界(さかい)へと連れ去られた。非常時下、大量殺戮の果てに伊豆山中の集落が消えたとの奇怪な噂。敗戦後、簇出(そうしゅつ)した東洋風の胡乱(うろん)な集団6つ。15年を経て宴の支度は整い、京極堂を誘い出す計は成る。シリーズ第6弾。

京極堂シリーズ再読中。
なんとも不安定な気候が最近多いですが、塗り仏はこの時期に読むのをお薦めします。
作品中の季節もこのぐらいですし、「不安定」ということが結構キーワードだと思うんです。

いやはやいやはや。
やっぱり塗り仏は面白い。(全部面白いけど)
懐かしい登場人物たちの再登場や、その人たちの視点で描かれていく個々の物語。
読者側にも、登場人物たちにも何が起こっているのかはまだ闇の中。
まさにこれは宴の支度と言い表すのがピッタリな内容でした。
京極堂も出番多めで、ファンには嬉しいところ。
さて、この酔狂ともよべる宴の主催者は何を見、何を思っているのか。。。
「宴の始末」に続きます。
| −京極夏彦 | 11:57 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
絡新婦の理−京極夏彦−
・出版社/著者からの内容紹介・

理に巣喰うは最強の敵――。
京極堂、桜の森に佇(た)つ。

当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな――2つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。
房総の富豪、織作(おりさく)家創設の女学校に拠(よ)る美貌の堕天使と、血塗られた鑿(のみ)をふるう目潰し魔。連続殺人は八方に張り巡らせた蜘蛛の巣となって刑事・木場らを眩惑し、搦め捕る。中心に陣取るのは誰か?シリーズ第5弾。


再読。
定期テスト初日の前の日に読み終わりました。(ぇ)
結末を読まずして試験なんて手につくはずもなく。
とくにこの「絡新婦の理」についてはなお更です。

テーマ(?)は大雑把に言うと「男と女」。
2回目もとても面白く読めました。
1回目の時はもう人物関係がごちゃごちゃになってしまい、少々苦労して読んでいた感があるのですが(汗)今回はそういうこともなく読めたので、1回目よりストーリーの全体像がよく見えました。
なので今のところ自分の中では、「絡新婦の理」上位ランキングです。
特筆すべき点としては、この「絡新婦の理」は「鉄鼠の檻」の時みたいに景観がなんともステキだということ。
特に最初の出だしの桜のシーンは目を引きます。
ぜひ、この春先おすすめの一冊。
| −京極夏彦 | 21:49 | comments(0) | trackbacks(4) | pookmark |
陰摩羅鬼の瑕−京極夏彦−
分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕(下)
分冊文庫版 陰摩羅鬼の瑕(下)
京極 夏彦

・あらすじ・
「おお!そこに人殺しが居る!」探偵・榎木津礼一郎は、その場に歩み入るなりそう叫んだ―。嫁いだ花嫁の命を次々と奪っていく、白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」。その主「伯爵」こと、由良昂允とはいかなる人物か?一方、京極堂も、呪われた由良家のことを、元刑事・伊庭から耳にする。シリーズ第八弾。

京極堂シリーズ第八弾。
シリーズ再読を中断し、分冊文庫版が出たというので早速読んでみました。
読んでから1ヵ月弱経ちますが、感想を。

今回はテーマが面白かった。
ずばり言うと「死生観」。
馴染みのない「儒教」などもでてきました。
そして、読み進めていくうちに読者にも「瑕」(=犯人)が解りはじめます。
京極堂の憑き物落とし(俗に言えば謎解き)のときも、読んでる側としては次はこうなるんじゃないか、とか今までにはないようなスリル感がありました。
全作品と比べるとスケールは小さいかもしれませんが、ページをめくりたくて使用がなくなるような面白さは健在。

さて、次は「邪魅の雫」です!
| −京極夏彦 | 14:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
鉄鼠の檻−京極夏彦−
文庫版 鉄鼠の檻
文庫版 鉄鼠の檻
京極 夏彦

・出版社/著者からの内容紹介・

シリーズ最大の難事件!
京極堂、結界に囚わる。

忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」……。箱根に起きる奇怪な事象に魅入られた者――骨董屋・今川、老医師・久遠寺(くおんじ)、作家・関口らの眼前で仏弟子たちが次々と無惨に殺されていく。謎の巨刹(きょさつ)=明慧寺(みょうけいじ)に封じ込められた動機と妄執に、さしもの京極堂が苦闘する、シリーズ第4弾!


再読です。
調度、分冊文庫版の1を友達に貸していて
でも、どうしても読みたかったので、文庫版をブックオフで買ってしまいました。

まぁそれは置いといて。
一回目読んだときは全体的にあんまり理解できずに読み終わってしまった感があったのですが、
二回目。
すっごいよかったです。
京極堂も登場シーン多めですし、関君も良い感じです。
表向き(?)は僧侶連続殺人事件という事で、「禅」についてつらつらとあらゆる場面で語られます。
1回目読んだ時と同じ様にならない様にと、京極堂が禅の歴史を語るところでは講義を受けている学生のようにメモを取りながら読み進めました。
メモ取ったほうが解り易かったです。(笑)
この時の話が事件解明にも関ってきますし。
また、「鉄鼠の檻」を読むということは、「禅」というものを知ることにも繋がる、と言ってもいいほどの内容の濃さです。
そういう意味で「鉄鼠」は京極堂ワールドの魅力がたっぷりといった感じでしょうか。

| −京極夏彦 | 18:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
狂骨の夢−京極夏彦−
分冊文庫版 狂骨の夢 上
分冊文庫版 狂骨の夢 上
京極 夏彦

・あらすじ・
「妾は人を殺したことがあるんでございますよ」。湘南の保養地、逗子で遊民・伊佐間は朱美と名のる女と出会う。彼女は幻想小説界の大御所・宇多川崇の妻。しかも奇怪なことにこれまでに何回も夫を手にかけたという。あまりに妖しい告白を聞かされた元精神科医の降旗と牧師・白丘は激しく惑乱して。


ただ今、京極堂シリーズ読み返し中のヒロセです。

数ある京極堂シリーズの中の一つとしては、インパクトが薄い一冊かも。
重なりあっていた謎が次々と解き明かされていくところは、読んでて面白いのですがね。
しっかし、謎が深い深い。
古事記とか出てきて大変でした。
でも、これでも二回目なので、一回目の時よりは落ち着いて読めましたよ。
きっと・・・。
個人的には関口君登場多めでよろしくお願いします。(ぇ)

というか!
京極堂シリーズ最新作「邪魅の雫」でましたね!!
にゃー!(何)私はこれで二作品も未読ということになってしまうではないですか!
少々焦りを覚えております。
でも、読みたい作品が二冊もあるって考えるとウキウキですが。
分冊文庫を待ってるからいけないんだな。うん。
でも、学校であの厚さの本を黙々と読んでる姿って、どうなんだろう・・・?
| −京極夏彦 | 17:59 | comments(1) | trackbacks(1) | pookmark |
魍魎の匣−京極夏彦−
分冊文庫版 魍魎の匣〈上〉
分冊文庫版 魍魎の匣〈上〉

・あらすじ・
「加菜子を――死なせはしません」。被害者の姉は決然(きっぱり)と言った。その言葉が刑事・木場を異形の研究所へと導く。中央線武蔵小金井駅で発生した美少女転落事故と連続バラバラ殺人事件に接点はあるのか?研究所長の美馬坂(みまさか)とは何者か?しかし、深まる謎をよそに加菜子は衆人環視のなか忽然と姿を消した!

ただ今、京極堂シリーズを読み返し中のヒロセです。
やっぱり2回目だとまた違いますね。
ストーリーを違う角度から見れたり、気付かなかったことに気付いたりと・・・。
でも魍魎はやっぱり面白い。
京極堂シリーズは全般的に好きですけど、魍魎は、この調度いい長さ、かろうじて理解できる難解さ(汗)、ストーリー性が良いです。
あの、合い間に入るミステリアスな小説の断片がなんともツボです。

ちなみに今は鉄鼠の檻が読み途中。
| −京極夏彦 | 14:19 | comments(0) | trackbacks(1) | pookmark |
夏はコレ!
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上
分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上
京極 夏彦

また今年も、姑獲鳥(うぶめ)の夏がやってきました。
この気候がそうさせるのか、はたまた姑獲鳥のせいなのか・・・・・
昨年、脳裏に焼きついた衝撃が色鮮やかに思い出され、再びこの本を開きました。
これからもこの季節には、この本を開くことになるかもしれません。

、一押しの1冊です。


| −京極夏彦 | 21:47 | - | trackbacks(0) | pookmark |
塗り仏の宴 宴の始末−京極夏彦−
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上)
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の始末(上)
京極 夏彦

・あらすじ・(上のみ)
「その時は、それが真実になってしまうのです。」。「成仙道」の幹部・刑部(おさかべ)を前に、家族を<喪った>男・村上貫一は大きく揺れた。同じころ、「韓流気道会」の毒手は、突如消息を絶った木場を追う二人の刑事、青木と河原崎へと伸び、華仙姑処女(かせんこおとめ)は<開かずの間に居たモノ>にまつわる戦慄の体験を語りはじめる。

いやぁ〜〜〜。
おもしろいぞ。
この前の月曜ぐらいに読み終わってたのですが、感想をどうかいていいのか分からず、ずっと記事を保留したままでした。
別に、日がたったからといって、感想が書けるわけでもないんですけどね。

これは、読み進めていくうちにシリーズ最終章?と思わせるようなニュアンスが見受けられたのですが、クライマックスの雰囲気ではそうでもないのかな?とも受け取れる感じ。
とても気になるところです。
今のところ、京極堂シリーズは塗り仏までなんですけど、次回作の予定はあるんでしょうか・・・。
一生終わってほしくないよー。(ワガママ)

今回は、今まで以上に前作の登場人物がでてきて、頭がこんがらがるったらありゃしない。(笑)
時間が空けばシリーズ全部読み返したいですね。
というか、読み返さないと。(汗)

今回は、京極堂に関する事件なだけに、京極堂と渡り合ってしまうほどの強敵登場で、今までとは一風変わった感じ。
今まで、なかなか私情を覗かせない京極堂ですが、今回はすこーし、ほんのちょっぴり内面を窺えた気がします。
おかげで、京極堂がもっと好きになりました。(笑)
| −京極夏彦 | 14:55 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
塗り仏の宴(上)−京極夏彦−
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上)
分冊文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (上)
京極 夏彦

・あらすじ・(<上>のみ)
「知りたいですか」。郷土史家・堂島なる男の蠱惑(こわく)的な響きは、関口を杳冥(ようめい)の中へと連れ去った。昭和十三年、伊豆韮山(にらやま)付近の集落でおきたという大量殺人は果たして<真実>なのか。かたや<死にたがる男>村上兵吉を助けた朱美は、妖しき結社「成仙道」の勧誘手口を知るが、そこにもうひとつ疑惑の影がさす。

GW中に<上・中・下>読破しましたー!
ちなみに、上・中・下とまとめて感想を。

塗り仏は「支度」と「始末」でワンセットのストーリーなので、早く続きを読みたくてうずうずしてます。
もう発狂しそうです。(危)
今回は久々に関口君(君付けって・・・)が目立って活躍、というか翻弄されているというか・・・出番があります。
やっぱり関口君の語りが一番好きですね。
落ち着く。

そして、今回はなんとか話についていけてる、気がするような・・・。(弱気)
徐々にこの京極堂シリーズのストーリーの運び方に慣れてきたんだ、と思い込んでるヒロセでございます。
相変わらずの綿密な個々のストーリーが、ある一箇所で繋がり始めて・・・、読んでてホント面白いです。
今回は結構多彩な登場人物達の語りが多かったのも良かったです。
あと、なんかいつもは個々の話がごちゃごちゃしていて、ついていくのが大変なのですが、本当に今回はキレイに話が別れているので読み手の想像力が掻き立てられ読み応えたっぷり。
おすすめですよ〜。
興味のある方は「姑獲鳥の夏」からどうぞ!


珍しくべた褒めですね。(苦笑)
だって本当に面白いんだから仕方が無い!
| −京極夏彦 | 19:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
絡新婦の理−京極夏彦−
分冊文庫版 絡新婦の理〈1〉
分冊文庫版 絡新婦の理〈1〉
京極 夏彦

今日はこのブログで初めて本について語ろうと思います。
友達の紹介で「姑獲鳥の夏」からこの京極堂シリーズと呼ばれるものに今、どっぷりとはまっています。

今回の「絡新婦の理1〜4」(じょろうぐものことわり)は、今までの京極堂シリーズとはまた少し異なる雰囲気を孕んだ話。
錯誤を繰り返す個々の事件が徐々に一つの輪郭を成してくるという・・・
相変わらずこのなんともいえない話運びに引き込まれました。
ややこしいといえばややこしいんですけど。。。(汗)
知識の薄いこんな私にはページをめくるのに精一杯な部分もありますが、(汗)
やっぱり面白いんですよ。京極堂シリーズ。
キャラクターもシリーズに登場したキャラがまた絡んでくるということもよくありますし、
メインキャラクターも濃くて面白い!

そして、去年、映画化された「姑獲鳥の夏」を観たくて観たくてたまらない今日この頃。
堤真一さんや阿部寛さんなど豪華出演者の数々。
観ても無いのに本を読む時脳内は彼らの顔で進んでいきます。(笑)
しかも、堤真一さんも阿部寛さんも大好きなんですv
友達に今、本貸してるので読み終わったら一緒に見たいなぁとか言ってます。

とまぁ、機会でもありましたら「姑獲鳥の夏」から読んでみてください♪
ちなみに、文庫版とか分冊文庫版があったりします。
私は分冊文庫派です。(この場合「絡新婦の理1〜4」までしか発売されてません)
文庫だとかなりの厚さになるので(汗)電車の中でも読みたいという人、持ち運びに便利なのは分冊文庫版ですね。
一気に読みたい人には文庫版をお薦めします。
とまぁ、私の見解です。参考にまで。

| −京極夏彦 | 22:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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