期末が終わったのと同時に友達の恩田陸ファンが大量に貸してくれました。
こんなんじゃ、冬休みは恩田陸だけで終わっちまう、とおもったのですが、他の友達が伊坂幸太郎も貸してくれ、学校では冬休みの貸し出しで自分が読みたい本をぎょうさん借り(きっと半分も読まれずにまた休み明け図書室の棚に戻ってゆくであろう本達)、普段自分じゃなかなか買うのに勇気がいる単行本数冊を父にamazonでクリックひとつで買ってもらって(大人の財力が羨ましいぜ)、活字にあふれたステキな読書生活をすごしてみたいと、夢に満ち満ちた冬休みを思い浮かべております。
で・「風と共に去りぬ」が読みかけだったのですが、さぁ、2巻を読もうとしたときに、家に2巻だけないことに気づきまして。
それに気づいたのが土曜の夜。
学校で借りるとしても月曜日になるので、なにも読むものが無い日曜日を使って友達から借りたこの「六番目の小夜子」を読むに至ったわけです。
内容(「BOOK」データベースより)
津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。
NHKでやってたドラマを観てた記憶が薄っすら残ってます。
好きでよく観てたな〜。
ほとんど覚えてないけど、なんだか懐かしさが込み上げてきます。
キャストは主演の鈴木杏をはじめ、小夜子役の栗山千明、山田孝之などなど。
今思うと豪華ですね。
また、観たくなってきた。
ドラマはなんだか妖しくて、こわ〜い感じだったと思うんですけど、小説もまぁ、ちょっとスリルもあってこの話はどこに終着するのだろうと、ページを捲る手は止まらなかったのですが、もっとこうドガーン(?)とくる結末のほうが好みだったなぁ。
なんか、イマイチ納得できないというか。
というか、私と同い年の高3にしてはませてる気がする。笑
喫茶店でコーヒーとか飲むのかな?
ブレンドコーヒーで、とか頼むのかな?
私がそういう男子高校生に出会ってないだけならごめんなさい。
でも、ストーリー全体を通して、「学校とは何ぞや」ということに触れていたり、高校生が主人公だということもあって、ある意味青春ものでもあるかも。
あぁ、あと、歴代のサヨコの話がよく絡んできたんですけど、ちょっと混乱しました。
何代目が誰で、何してとか整理しないと話がわからなくなりかねません。
その点、お気をつけて。