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・出版社/著者からの内容紹介・
幕末の日本で、敵からも味方からも最も恐れられたのがこの男。
幕末の動乱期を、新選組副長として剣に生き、剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑なな生涯。武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、自身も思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。人気抜群、司馬遼太郎の“幕末もの”の頂点をなす長編。
今年の記念すべき一冊目です。
ちなみに、前の記事の「流星の絆」は年末に読んだ2008年最後の一冊です。
「竜馬がゆく」に続き司馬さんの幕末モノ。
「竜馬がゆく」に近藤勇はじめ新撰組が少し登場してきまして、しかも司馬さんが書いた新撰組の著書があるというのでこの本をとりました。
あと、この前NHKの熱中夜話だっけ?で新撰組特集をみたのも再加熱の切っ掛けです。笑
中2のときかな?大河の「新撰組!」を切っ掛けに新撰組に大ハマリしたあの頃が懐かしいです。
京都に行く機会があったとき壬生までいっちゃいましたからねぇ…。
今いったらあのころとはまた違う感慨を得そうです。
その前に日野かな。
内容はというと・・・
私が新撰組の中で一番好きな隊士・土方歳三の生涯があますところなく描かれています。
鬼の副長とおそれられながらも、片方では俳句をしたため、時には恋に迷う・・・笑
この一冊でまたさらに土方歳三という人物と新撰組を理解するにあたり参考になること間違いなしです。
あらためて思ったのは「この人はよく最後まで生き残ったな」ということ。
幾度もの死線を潜り抜けてきた彼は孤高の武士のようであり、まるで戦の鬼神のよう。
死ぬ最期の時まで自分の美学を貫き通した姿にはしびれました。
時代の波に翻弄されながらもそれに逆らい自分の信じる道を進み、散っていった男、土方歳三。
うーん、これぞ歴史ロマンって感じでしょうか?笑
幕末は熱いです。
今度は「最期の将軍」か「新撰組血風録」あたりをよんでみようかなと思ってます。
個人的に他の隊士の描写とか交流シーンに物足りなさを感じたので「新撰組血風録」が楽しみです。
他に有名な新撰組の本があったら手を出してみようと思います
ちなみに「新撰組が登場する好きな小説&コミックス」でNo1だそうです。(ダ・ヴィンチ03’)
話は飛びますが今夜からはじまる大河「天地人」は戦国時代ですよね。
戦国時代ってなかなか入り込めない印象があるので「篤姫」みたいに感情移入し易いストーリーだといいな、と思います。
妻夫木クンの爽やかな武士姿を毎週拝めるのは嬉しい限りですが
期待してます
文藝春秋
¥ 620 コメント:竜馬ってやっぱり偉人と呼ぶにふさわしい人だったんだ!偉人って言葉の型も竜馬には煩わしいだけかもしれないけれど
読中、読後爽快!やはり傑作です。
最期がいい 天命をまっとうした竜馬 |
今日は日曜日に学校でバザーがあったので、振り替え休日ということで鎌倉に行ってきました
小学校の遠足以来の鎌倉でした。
また後日時間があればそのことについても書きたいと思います
その鎌倉に向かう電車の中で「竜馬がゆく」最終巻8巻を読み終わりました
物語の最後は思わずうるっとしてしまい、これはやっぱり家で読むべきだったかなとも思ったのですが、そんなことよりも竜馬の一生を共に駆け抜けたあとの、まだ熱覚めやらぬ昂揚感って言うんでしょうか、脱力感?が先行してこれはすごい本に出会ってしまったと心の中で静かに興奮していました。
私がこの本を読むに至った経緯はと申しますと、新聞の小さなコラムでした。
その文章がどういう主旨だったのか覚えていないのですが、竜馬ファンなら必読みたいなことと、引用されている文章が妙に心に残ったんです。
「天に意思がある としかこの若者の場合、おもえない。
天が、この国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、その使命がおわったとき
惜しげもなく天へ召しかえした。」
幸いな事に文庫全巻が家にあったのですぐ行動に移すことができました。
8巻ということでこれは長丁場だと構えて読み出したのですが、意外にすすすっと読めました。
会話も多く、連載という事もあってか適度にまとまってて、丁寧な話運びで、おいてかれる事はありませんでした。
3年か4年くらい前に京都の霊山に竜馬の墓参りをしに行ったことがあります。
あのとき私は坂本竜馬のこと、何一つわかっていなかったんだなぁ〜と。今思うと恥ずかしいです。
それと同時に幕末を駆け抜け、散っていったたくさんの志士達のことを改めて思いました。
これほどまでに自国を憂い、奔走する熱き男達がいたのかと思うと、何年前のことだろうとしても胸が熱くなります。
話は変わりますが、再来年の大河の竜馬役に福山雅治が抜擢されたという情報を耳にしたのが調度この本を読んでいた時で、嬉しさ反面、あまりのギャップに「え〜」って思っちゃいました。笑
江口洋介、玉木宏の次は福山!?
どんどんかけ離れていく気が・・・
いろんな意味で再来年の大河が楽しみです。
「竜馬がゆく」
ただいま4巻読書中〜
読んでて時々涙ちょちょぎれます
結構武士の義理人情、武士道の世界に弱い私。
もし、生まれ変わるなら猫の次に、武士の妻か平安貴族のお姫様が良いです。
幕末の複雑な時代が膨大な資料と知識でひもとかれていて、ほんとすごいです。
わかりやすいし、よみやすいし。
坂本竜馬には、元々高知育ちの私としては興味があったので、これは読んでおかないとね。
人生の1冊になんなくランクインっす。笑