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太宰治 <女生徒>
JUGEMテーマ:読書


内容(「BOOK」データベースより)
パビナール中毒、入院、心中未遂…なお惑乱と絶望の時期はつづく。やがて訪れる転機。時に太宰、30歳。生への意欲が燃え、文学への情熱が湧きあがる。名作「富岳百景」他の諸篇が書きつがれ、書下し創作集『愛と美について』が生まれる。 (ちくま文庫)


出版社/著者からの内容紹介
有名な表題作を初めとして,日本昔話を意表をつく展開で語る「お伽草紙」から「浦島太郎」「カチカチ山」,その他「女生徒」「魚服記」など,短編の名手太宰治による軽妙な8編.〔解説・関川夏央〕


内容(「MARC」データベースより)
友情の究極の姿を描き感動を呼ぶ「走れメロス」、「富士には月見草がよく似合う」の名文句で知られる「富岳百景」など、短編の名手太宰治による、ユーモアと明るさを秘めた8編。(岩波文庫)


これも例の授業用。
でも、前から気になってた一編。
太宰治は「晩年」と「御伽草子」とか、代表作とはちょっとずれたものばかり気づいたら読んでいて・・・。
いつかは「人間失格」とか読もうとは思うんですけど、今回もちょっと毛色の違う「女生徒」(1939年発表)という短編を選んで読んでみました。


話は単純で、ある女生徒の1日を彼女の目線を通して描いたもの。
まず、男性の太宰になんでこんなのが書けるの!?とビックリ。
すごい、これは想像力?それとも経験値?
太宰先生、教えて!笑
女性でもない、少女でもない、微妙な時期(強いて言えば娘時代?)の初々しさがもうひしひしと伝わってきます。
1日の中でめまぐるしく変化する多感な心の機微を軽快な文章で描写していて、女性の私としてはなんか自分の物語を読んでるような気さえしてきました。
きっと、女性なら感情移入してしまうはず。

すきなシーン。

「みんなを愛したい。」と涙が出そうなくらい思いました。じっと空を見ていると、だんだん空が変わってゆくのです。だんだん青味がかってゆくのです。ただ、溜息ばかりで、裸になってしまいたくなりました。それから、いまほど木の葉や草が透明に、美しく見えたこともありません。そっと草に、さわってみました。

美しく生きたいと思います。


私も!っとつい賛同の声を読みながら心の中であげていました。笑
これから年をとって、いろんな事を経験して世間の荒波にもまれながらも(笑)こういう、夕日を見るだけで泣きたくなっちゃう様な、この女生徒みたいに多感な心は失くさずに持って生きいたい、そう思いました。
んーこれは心の1冊にランクインかも


「御伽草子」がほんとビックリするぐらい面白くて、今回も「人間失格」という著書からイメージするような著者とはかけ離れた太宰治の一面をみれて面白かったです。
うーん、こうやっていろいろ読んでいくうちに太宰治がなんか愛しくなってきちゃった。笑
読めば読むほど魅力的な作家な気がします!
まだまだ著書はあるので読まなきゃ。

PS
今日、妹の本棚をあさっていたら岩波文庫でちゃんと女生徒も載っている文庫本を見つけました。持ってたんだ・・・。
気づかずに買おうとしてました。よかった、よかった。
 

| −【日本】近代文学 | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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