ガウディの伝言
外尾 悦郎
・内容・
ガウディは本当に人間を幸せにするものをつくろうとしていたと思います。そしてまた、人間がつくり得る最高のものを神に捧げようとしていました。建築や彫刻などの造形だけでなく、光や音も組み合わせた総合芸術。それがガウディの構想していたサグラダ・ファミリアです。……また、ガウディの作品は、人類が向かうべき方向性についても、多くの示唆を与えてくれているように思えます。私はサグラダ・ファミリアでガウディの考えた彫刻をつくりながら、そのことをずっと感じ続けてきました。(本文より)
一二〇年以上も建設が続けられている大聖堂で、彫刻家として活躍する著者が、隠されたメッセージを読み解いていく。
この夏、スペインに行く前の予備知識ということでこの本を読んでみました。
この本の著者である外尾さんは、今現在もガウディが建設を進めていた教会「サグラダ・ファミリア」の現場で仕事をしているそうです。
という事で、建設現場からならではの目線(職人の目線)で物事が書かれていて面白かったです。
内容も噛み砕かれてあって読みやすかったですし。
ガウディ入門としても良いかも。
本当は「スペイン旅行記」なんてブログを作ってからまとめて載せようと思ってたのですが、この一枚は載せちゃいます。
↓グエル公園から見えたサグラダ・ファミリア。