死国
・あらすじ・
二十年ぶりに、故郷である高知の矢狗村を訪れた比奈子は、幼馴染みの莎代里が十八年前に事故死していたことを知った。その上、莎代里を黄泉の国から呼び戻すべく、母親の照子が禁断の“逆打ち”を行なっていたのを知り、愕然とする。四国八十八ヶ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡ると、死者が甦えるというのだ―。そんな中、初恋の人・文也と再会し、恋におちる比奈子。だが周囲で不可思議な現象が続発して…。古代伝承を基に、日本人の土俗的感性を喚起する傑作伝奇ロマン。
全体的に、比奈子と文也を中心にした展開でありつつも、脇役達の動きも妖しい雰囲気が漂います。
ストーリーが盛り上がっていくにつれてその訳も暴かれいくわけですが。
そして、比奈子と文也もお互いに惹かれあいながらも、死んだはずの莎代里の存在に怯えて。。。
まとめると、四国という風土を舞台に繰り広げられる男女の愛憎ホラー。
とでも言いましょうか。
結構ドロドロでしたけど、面白かった。
その理由の一つが、主人公の比奈子は高知で育ち上京した、という点が私と似てる。
私も小3まで高知で育ったものですから。
なんか、結構かぶるところがあって妙な感じでした。。。
あ・と
坂東さんて、前、どこかの新聞で「私は子猫を殺している」という一種暴露的な記事を載せて批判をよんだそうです・・・。(現在進行形?)
理由としては、人間の勝手な理由で猫に対して避妊手術を施して、「生」を奪ってもいいものだろうか。という事だそうです。だからって、子猫殺すっていうのは避妊手術を施すより、残酷な事じゃないですかね。