・内容紹介・
映画化企画進行中!新しい英傑がここにある
城戸賞受賞、注目の大型新人脚本家が自ら小説化!武・智・仁で統率する従来の武将とは異なる、駄目だが人間臭い魅力で衆人を惹きつけて止まない英傑像を提示した、まったく新しいエンタテインメント小説
近頃やけに本屋で目立ってたのでつい買ってしまいました。
実は日本史の中でも個人的に戦国時代はとくになんの感慨も抱かない分野です。
授業でもあんまり詳しくはやってくれなくて。。。
分国法を覚え、武将ごとになんとかの戦いがあって、豊織政権軽くやって〜と、サラッと流されてしまった感じ。気づいたら江戸でした。みたいな
友達とか塾の男の子とかでも戦国時代マニアみたいな人がいるけど、イマイチ興味が持てない。
まぁ、学校の女友達はたぶんゲームとかの影響でキャーキャー五月蝿いんだと思われる。
と・そんな私でしたがコレを切っ掛けにちょっとは戦国時代に馴染めるかも??
という思いもちょっとあってこの本を手に取りました。
感想はというと…
最初の人物紹介的な導入場面がちょっと取っ掛かりにくくてぶっちゃけ2、3ページで挫折しました
で、数日後ちゃんと腰を据えなおして最初の方を読みきればもうその後はドンドン最後まで読み進めることができました。
今映画
の企画が進行中ということですが、確かに私も登場人物が出てくるたびに特定の俳優の顔を思い浮かべながら読む、という今まで意識してやることはなかったことを自然と頭の中で考えながら、またそれを楽しみながら読んでいたので、実写版を思い浮かべ易い内容であるということが言えると思います。
(ちなみに丹波役は堤さんでお願いします
)
ということで、キャラクターにも魅力はあったし、ストーリーも読み応えがあったのですが、ちょっと文章が惜しい感じ。
こういうキャラでくるんだったら三浦しをんさんとかの文章で読みたかったかなとか、ちらっと思ってしまったり。
あわわ、こんなことを素人がいうのはホント憚れるのですが…
・・・とまぁ、ストーリはーほんと新感覚だったし、戦国時代をこういう読みやすい小説で面白く身近な(?)ものとして楽しませてくれたので、たぶん一生心に残るもののひとつだと思います。